こんにちは。

大雨の影響で、数日過ごしやすい気温ですが、夏の疲れが出てくる時期で、より一層の体調管理が重要ですね。

今日は、医療英語を基礎から学ぶ際に有効な方法を紹介します。

子ども向けの教材は非常に有用

医学英語を学ぶ場合、その多くは、英語学習者(医療通訳・翻訳)や医療従事者だと思います。
既に英語、または医学の相当の知識を持っている場合には、実際の論文や、複雑な会話などをすぐに勉強できるでしょう。

しかし、基本から学習したい、英語は苦手という人にとっては、そのような専門的な教材はハードルが高く、学習の維持が難しいかもしれません。

そこでおススメなのが、子ども用の動画や学習教材です。

この動画では、子ども達が異なる症状で受診するので、複数の症状を学ぶことができます
また、医師の言葉は常に同じなので、患者への声掛けフレーズを繰り返し学ぶことができます。

動画内で使われる英語
  • What's the matter?
  • I have a cold.
  • I have a cough.
  • I have a fever.
  • I cut myself.
  • I got my arm broken.
  • I have a headache.
  • I have a runny nose.
  • I have a sore throat.
  • I have a stomachache.
  • I have a toothache.
  • Get some rest.
  • I hope you get better soon.

映像があるので、意味も容易に理解することができます
動画に合わせて口を動かし、何も見ずに、言葉がスラスラ出てくるようになれば、最初の基本を身につけたと言えます。

最初の基礎の基礎が理解できたら、少しずつ語彙を増やしていきます。

Youtubeなどで

  • Health vocabulary for kids
  • Illness words for kids

のような言葉で検索すると、似たような動画が多くヒットします。

時間が5分前後で、無理なく見て学べるものを選ぶのが、学習継続のコツだと思います。

この基礎が身についてくると、少し難しい教材や、専門的な教材を見ても、わずかに理解できるものが増えてきます。

TED-Edを活用する

これは、TED-Edの動画で、【麻酔の仕組み】に関する動画です。

アイディアは姿勢(態度)、人生、世界を変えるという信念のもと、多くの著名人を含む講演の様子を無料で配信しており、英語の学習で活用されることも多いです。

TED-Edは2012年に始まり、教育的な要素が強く世界中の教師や生徒を対象としています。
TED-Ed Homepageより

TED-Edの中には、科学に関するテーマや人間値対ウィルスをテーマにした動画が複数あります。特に、現在世界中で猛威をふるっているCOVID-19関連のワクチンや感染症の動画もあり、少し専門的な学習ができます。

TED-Edの良さ

私自身が、TED-Edを活用して時折学習していますが、以下がおススメポイントです。

  • 全ての動画が5分前後と学習にちょうど良い
  • アニメーションで難しい内容も理解しやすい
  • 重要な単語が表示される

活用方法

動画を1度見ただけでは、内容を全て理解して身につけることはできません。基本レベルの学習者は、以下の様な方法をもとに、自分なりにアレンジして学習するのがおススメです。

  • 一度再生する(字幕なし)
  • 再度再生する(字幕あり)
  • 重要な語句などをメモする・まとめる
  • 発音も一緒に練習する
  • 他の人に自分の言葉(英語)で説明する

アニメーションがあるので、字幕がなくても理解できる場合には、あえて字幕を利用する必要はないかもしれません。

私自身は、日本語の字幕より、英語の字幕で見ることが多いです。音によっては、聞き取りにくいものがあり、字幕を見ると何を言っているのか確証が持てることが多いからです。

SNSなどで、医療英語を発信していることもあり、重要な語句をメモすることが多いです。
自分で分からなかった、あやふやだった語句が出てくることもあるし、他の人に伝える際に、どの語句が重要かを考える上でも、メモをしておくと、まとめやすいからです。図解して、自分なりのノートを作ることも多いです。

医療英語の専門用語の中には、発音が難しいものも多く、実際に現場で使う人は、正しい発音を知っておくことも重要です。その為、シャドーイングをしたり、特定の語句の発音練習に活用することもあります。

動画を活用する意味

今は、様々な教材が溢れています。

十分な金銭的投資ができる場合は、専門の学校に通ったり、オンラインレッスンを受けたりすることも可能です。インターネットがあれば、海外の医療プログラムも受講することができます。

一方で、仕事も忙しく、十分な投資もできない場合には、動画での学習は非常に有効です。
今回紹介したTED-EdやYoutube動画は無料で何度も見ることができます。移動時間や食事の合間などの短時間でも、流し見することもできます。

また、これらの動画は、必要な部分を何度も繰り返し見ることができます。再生速度を変えたり、字幕を変えたりすることもできます。

本を読むのは苦手、高額のレッスンを受ける程の自信がないという、学習初心者には非常におススメの学習法です。

勿論、初心者以外でも使い方次第で、いくらでも可能性が広がります。

これを活用しない手はないと思います。

まとめ

医療英語を学んでいる、学ぼうとしている人の多くは、難しい専門書や教材からスタートして、早い時期に挫折を味わっているかもしれません。

子ども向けの教材なんていくら何でも~!と思う方も、一度試してみると、その素晴らしさを実感することができます。
他の学習やトレーニング同様、何事も軌道に乗るまで継続することが一番苦しくい部分です。

簡単なもので、一日5~10分程度の学習であれば、敷居も低く、毎日続けることができると思います。
更に、子ども向けの教材は、内容が厳選されて、重要な情報を中心に構成されているので、無駄もなく、効果的に学習を進めることができます。

今すぐ始めてみてはいかがですか。

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